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システムトレードとは何か

シストレ、システムトレードを略して呼ばれているこの言葉、FXをやっている人ならよく耳にすることがあるのではないでしょうか。


以前まではシストレと言えば自動売買プログラム、として認識されていました。しかし現在ではシストレと言っても、そのサービスは幅広い範囲に渡り自動売買以外のものも含まれて総称されていることがあります。


完成度の高い自動売買プログラム

初期に出始めたシストレでは、売買シグナルが出るだけといったシンプルなものでした。しかし現在では戦略的なロジックを使った、完璧な自動売買を行うプログラム、これをシストレとして称しています。


独自のトレードソフトにプラスアルファして、ミラートレーダー(開発元はイスラエルの会社)の自動売買プログラムを組み込み、トレーダーに提供している国内業者では更に手厚いサービスと完全な形の自動売買を求めているのが大きな特徴です。MT4を利用して取引されることの多い海外と比べると、国内業者の行き届いたサービスは非常に特徴的です。


このような自動売買が注目を浴びるきっかけになったのは、比較的最近である2012年にアルゴリズムによるトレードが高速化したことにあります。


自らの手で行う裁量取引にはどうしても限界があります。その反面、アルゴリズムを利用した自動売買は経済指標や株の動きを機械的に瞬時に分析可能で、それを反映した自動売買は裁量取引よりも優れている部分が多いという見地を高めました。そういった背景も重なりシストレの自動売買に注目が集まることになったのです。


ロジック主体のシストレには欠点も

シストレはアルゴリズム取引ほど優秀なものではありません。ニュースのテキスト情報を読み込み、経済指標の数値を分析し、それを瞬時に売買に活かすことができるのがアルゴリズム取引ですが、シストレはそこまで高度ではありません。テクニカルチャートのシグナルを複数組み合わせることは可能ですが、シストレではリアルタイムに相場に反応することが難しいのです。ですからアルゴリズム取引のような完全性を想像していたトレーダーにとっては少々期待に副えなかったことになっているのも事実です。


シストレでは、戦略的なロジックもバックテストで確認することはできますが実際に行わせると含み損が出てしまうこともかなりあり、こういった部分も欠点として挙げられています。


シストレを提供する国内業者の主なタイプ

国内の業者が提供しているシストレのサービスは主に3種類あります。


一つ目はトレーデンシー社(イスラエル)が開発したプラットフォームにミラートレーダーによる自動売買プログラムを搭載したシストレです。こちらが最も人気の高いシストレのサービスとして知られています。


次にロシアにあるソフトウェア会社が、MT4上で機能する自動売買プログラムも日本国内で提供されています。このシストレサービスに関しては、業者が設置したサーバーを利用するのではなく、ノンストップのサーバーを用意する必要があるため人気は上記のものより劣ります。


最後に国内業者が開発したオリジナルのシストレです。これはアイネット証券が開発した「シストレアイネット」や、ひまわり証券の「エコトレFX」、カブドットコムが提供する「シストレFX」などが代表的なものとして挙げられます。


メリットやデメリットなど、それぞれありますが使いこなしているトレーダーも多く、取引を有利に進めて自動売買で利益を積み上げている人もいます。


もちろんどのシストレを利用するかは自分の考え方次第ですが、業者側が全てのストラテジーを提供してくれるところがお勧めです。


これなら初心者であまり取引経験がない人でも、シストレを利用して利益を出すことができるため、ストラテジーがどれくらい提供されているかを基準に選んでみても良いでしょう。


シストレを利用する際には、どのストラテジーを選ぶのが良いか、ここがポイントとなりますが相場に適した実行ストラテジーを使い分けることができれば問題ありません。じっくり研究することが必要となりますが。


シストレは自動売買だから、と丸投げするだけで利益が出るというわけではありません。何においてもそうですが、しっかりと研究し基本的な使い方や戦略については勉強しておくことは大切です。